薄毛と言えば、以前まではどちらかというと男性に起こりやすい症状であると考えられていましたが、最近は女性の社会進出や生活スタイルの変化などにより、ある程度の年齢に差し掛かると女性でも薄毛に悩む方が増えてきていると言われています。
「歳のせいだから仕方がない」と諦めてしまう女性も多いとされていますが、せっかく女性として生まれてきたのであれば、薄毛の悩みなどにとらわれずに人生を楽しく過ごし、そしていつまでもを美しくいたいものですよね。
そこで今回は、髪が成長するメカニズムや、そもそも女性の薄毛はいつから始まるのか、また女性の薄毛の原因や薄毛の症状を改善するための方法などについて詳しく見ていきたいと思います。
目次
髪が生えるメカニズム
女性の髪は、一カ月でだいたい約1cm、1年で約15cmほど伸びると言われています。ただし髪はずっと伸び続けるというわけではなく、一定の期間が経過すると自然に抜け落ち再び新しい髪が生えてきます。
この髪が成長してから抜けるまでの周期を毛周期、またはヘアサイクルと言います。ヘアサイクルは成長期と退行期、休止期の3つの時期に分けられます。
成長期には頭皮の毛母細胞が分裂して増え髪が伸びていきます。この成長期が長ければ長いほど、髪は長く太く育っていきます。
その後退行期に入ると成長が止まり、休止期になると髪が自然に抜けていきます。また成長期が訪れると新しい毛が生えていき、これを繰り返すことに髪は生え変わります。
女性が薄毛を気になり始める時期
女性の場合、早い方であればだいたい30代後半頃から徐々に髪が細くなり、40代になると抜け毛が増え髪全体の本数が減るなどして薄毛が気になるようになります。
これは、年齢を重ねたことによりヘアサイクルの成長期が短くなり、逆に退行期や休止期の期間が長くなってしまうためです。
また休止期が伸び髪が細くなると髪にコシやハリがなくなるため、朝出かける前にスタイリングしてもヘアスタイルがなかなか決まらなくなった、全体的にボリュームダウンしたという場合には、薄毛の前兆である可能性が高いため要注意です。
さらには男性の場合、主に額や頭頂部などの特に髪が薄くなるのに比べ、女性の場合は全体的に髪が薄くなる傾向が見られます。
女性の薄毛の原因とは?
加齢によるヘアサイクルの変化
加齢に伴いヘアサイクルが変化すると、先ほども説明したように成長期が短くなり休止期が長くなることにより、特に40歳代頃からだんだん髪が柔らかくなり細くなっていきます。
ハリやコシのない髪が増えると抜け毛が増加し、髪のボリュームが全体的に減少するため薄毛につながる原因となってしまいます。
更年期による女性ホルモンの減少
女性は40歳代から50歳代にかけて、閉経や更年期を迎え女性ホルモンの分泌量が減る方が増えていきます。
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンの2種類がありますが、閉経を迎えるとエストロゲンの分泌量がが急激に減少します。
エストロゲンは女性らしい体を作り、肌の潤いや髪のハリやツヤを保つなどの役割を担っています。そのため女性の体内のエストロゲンの分泌量が減少すると、髪のハリやコシが失われてなくなり細く弱くなってしまいます。
さらに実は女性の体の中にも男性ホルモンが存在しているため、閉経した後に女性ホルモンの分泌量が低下すると、逆に体内の男性ホルモンの分泌量が増えるため、AGAと呼ばれている男性型脱毛症と同じ症状が起こり、髪が細くなり薄毛の引き金となってしまうと考えられています。
出産後の女性ホルモンバランスの変化
女性ホルモンであるエストロゲンは、妊娠すると分泌量が増加しますが出産すると急激に減少してしまいます。
この急激な女性ホルモンの分泌量の変化により、ヘアサイクルが成長期から一気に退行期や休止期に移ることで一時的に抜け毛が増え、薄毛になってしまったように感じることがあります。
このように、出産前後の急激なホルモンバランス量の変化による脱毛のことを産後脱毛と言います。これは一時的なものであり、ある程度時間が経てば元に戻るためあまり心配する必要はありません。
しかし、40代以上で出産した場合などは、ヘアサイクルとの関わりにより抜け毛が少なくなり脱毛が収まるまでに時間がかかり、結果的に薄毛につながる可能性もあるため注意が必要です。
ストレスの蓄積による頭皮の血流の悪化
仕事や家事、育児などのストレスを感じると自律神経のうち交感神経の働きが活発になるため、体が常に緊張している状態となり体全体の血管が収縮し血流が悪くなります。
それは頭皮も例外ではなく、頭皮の血液の流れが悪くなると髪の成長に必要な酸素や栄養素が毛根に届きにくくなるため、髪の育成を阻んで薄毛につながることもあります。
栄養バランスの偏った食生活
朝食を食べない、インスタント食品やファストフードばかりなどの食生活を続けていると、髪を健やかに保つためのたんぱく質などの栄養素が不足しがちになり、髪が細くなり抜け毛が増えて薄毛の引き金となります。
また、脂身の多い肉類やスナック菓子、スイーツには油分が多く含まれています。それらを過剰に摂取すると、多く分泌された皮脂により頭皮の毛穴が詰まり、髪の成長を妨げ薄毛を引き起こす原因になることがあります。
睡眠不足や運動不足などによる自律神経の乱れ
夜更かしなどにより睡眠不足が続くと、自律神経のバランスが乱れて女性ホルモンの働きに悪影響を与えたり、頭皮の血行が悪くなります。
また、就寝するパソコンやスマートフォンの画面を見ると、ブルーライトの影響により睡眠の質を低下させると言われています。
髪の育成には寝ている間に分泌される成長ホルモンが大きく関わっており、睡眠の質が悪くなると、成長ホルモンの分泌量が減少し薄毛につながることもあるため、就寝する少なくとも一時間前にはスマホなどを見ることを控えるようにしてください。
また慢性的な運動不足は頭皮の血流の悪化につながり、やはり薄毛の要因のひとつとなるため、定期的に体を動かす習慣を身につけることも大切です。
女性の薄毛の改善策とは?
うまくストレスを発散する
できるだけ日頃からストレスをあまりため込まないようにすることも重要ですが、友人と話したりショッピングしするなど、自分なりのストレス解消方法を見つけておくことで、ストレスによる薄毛の進行を防ぐことができます。
これまでの生活習慣を見直す
睡眠不足は生活習慣の乱れが薄毛を引き起こす引き金となるため、毎日最低でも6時間~8時間ほどはしっかり睡眠時間を確保することが大切です。
また入浴をシャワーのみで済ませるのではなく、38度~40度程度の湯船に浸かりきちんと体を温めることは、睡眠の質をアップさせる手助けとなります。
さらに髪の育成に欠かせない成長ホルモンは、睡眠中の他にも定期的に体を動かす習慣を身につける運動することでも増やすことが可能となっています。
ですからウォーキングやストレッチなどを毎日の生活の中に積極的に取り入れて、薄毛を予防するようにしましょう。
栄養バランスのよい食事を心がける
毎日決まった時間に3食しっかり食事を取るなど規則正しい生活を送り、たんぱく質やビタミン豊富な野菜類、炭水化物など栄養バランスの整った食事を取るように心がけることが大切です。
また、年齢を重ねたことにより減少した女性ホルモンの分泌量を補うためには、体の中で同じような働きを担う豆腐や豆乳、納豆などの大豆食品に含まれている大豆イソフラボンを意識して摂取するとよいでしょう。
特に髪の成長を促し女性の薄毛を防ぐためには、たんぱく質やミネラル、ビタミン類などの栄養素をバランスよく摂取することが大切です。
人間の髪の主成分はケラチンというたんぱく質となっています。実はケラチンは体内で生成することができないため、食事によって摂取する必要があります。
ですから、豚肉や鶏むね肉、マグロなどの魚類、卵などたんぱく質を多く含む食品を日々のメニューに取り入れるようにしましょう。
また、鉄や亜鉛などのミネラルは、ケラチンを体内で合成する役割を担っています。
ミネラルが不足すると、髪のハリやツヤが失われてしまい薄毛の直接的な原因となるため、牡蠣や豚レバー、チーズやごま、アーモンドなどミネラルが多く含まれている食品を摂るようにしましょう。
レバーやうなぎなどになどに含まれているビタミンAや、食物油やアーモンドなどのナッツ類に含まれているビタミンEには頭皮の血行を促進する働きがあり、さらに魚類や卵、納豆などの大豆食品に含まれているビタミンBには育毛効果が期待できます。
特にビタミンB2とビタミンB6は薄毛に対して高い効果が期待できますが、これらのビタミンは水に溶けやすい水溶性ビタミンで余分に摂取すると体外に排出されてしまうため、毎日少しずつ摂取するのが大切です。
薄毛改善が期待できるサプリメントを利用するのもおすすめ
近年は薄毛に悩む女性が非常に増えているため、女性専用の薄毛改善が期待できるサプリメントも販売されています。
これまでの生活の見直しをしたり食生活を改善してもなかなか薄毛に効果が見られないという方は、サプリメントであれば気軽に日常生活の中に取り入れることができますし、女性の薄毛の改善に効果を発揮する優れたサプリメントもあるため、一度試してみることをおすすめします。
まとめ
もちろん個人差はありますが、女性の薄毛がいつから始まるかというと、だいたい30代後半から40代前半という方が多く見られます。
薄毛の原因は加齢によるヘアサイクルやホルモンバランスの乱れなどが挙げられますが、睡眠不足や栄養の偏った食生活などさまざまな要因が薄毛の引き金となるため、くれぐれも注意が必要です。
女性の薄毛を改善するためには、食生活の見直しにプラスして薄毛に効果のあるサプリメントを使うのも大変有効な方法ですよ。
【ヘアバース公式】女性の薄毛の悩み相談所 

